Geminiに「太陽系を見せて」と頼んだら本当に動き出した
GoogleのAI「Gemini」に太陽系の3Dシミュレーションを作らせてみた。「見せて」じゃダメ、「作って」がコツ。試行錯誤の末にたどり着いた、チャットAIの新しい遊び方。
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Geminiに「太陽系を作って」と頼んだら宇宙が動き出した
GoogleのAIチャット「Gemini」に「太陽系を作って」って頼んだら、チャットの中で3Dの太陽系が動き出した。
惑星がぐるぐる回ってて、マウスで視点も変えられる。
何もインストールしてない。ブラウザでチャットしただけ。
AIでもうここまでできてしまうとは。。。
まず高速回答モードで試したら、画像しか出なかった
gemini.google.com を開いて、まずは高速回答モード(Flash)で試してみた。
「太陽系のインタラクティブな3Dシミュレーションを作って。マウスで回転できるようにして」
「作って」と具体的に頼んだのに、返ってきたのはただの画像。
どんなにプロンプトを工夫しても、高速回答モードではシミュレーションは出てこない。ここ大事。
Proモデルに切り替えたら、動いた。ただし2D
次にProモデルに切り替えて、シンプルに聞いてみた。
「太陽系を見せて」
今度は画像と説明文に加えて、軌道シミュレータが出てきた。
惑星が太陽のまわりをくるくる回ってる。おお、動いてる。
ただし上から見た平面的な図。マウスで視点は変えられない。2Dのシミュレーションだった。
悪くはないけど、3Dでグリグリ回したい。
「作って」に変えたら、3Dになった
ここで聞き方を変えてみた。同じProモデルで、「見せて」ではなく「作って」。
「太陽系のインタラクティブな3Dシミュレーションを作って。マウスで回転できるようにして」
これが当たりだった。
マウスで回転・ズームできる3Dの太陽系が、チャット画面の中に出てきた。
惑星が太陽のまわりを回っていて、ドラッグで視点を自由に変えられる。横からも、上からも、好きな角度で見れる。
え、チャットAIでこんなことできるの...?
となりますね
ただし最初は惑星が全部真っ黒だった
3Dにはなったんだけど、一つ問題が。惑星が全部真っ黒で、どれがどれだかわからない。
なので追加で聞いた。
「各惑星が真っ黒なんですが、ちゃんとどれがどれかわかるようにしてください」
そしたらGeminiが考え込んで(推論のプロセスがずらっと表示される)、しばらくすると...
木星には大赤斑、土星にはリング、地球には青い海と白い雲。
各惑星がちゃんと特徴的な見た目で表示されるようになった。
これはすごくないですか。チャットで「色つけて」って頼んだだけで、ここまでやってくれる。
やり方まとめ
必要なもの
- PCブラウザ(スマホアプリでは3Dが出にくい)
- Googleアカウント(個人用。WorkspaceやEducationアカウントは未対応)
- Gemini Proモデル(Google AI Plus 月額1,200円〜を推奨。無料枠でもProは選べるが、すぐに制限がかかってFlashに切り替えられることがある)
プロンプトのコツ(ここが一番大事)
「見せて」ではなく「作って」+ 欲しい操作を具体的に書く。
うまくいくプロンプト:
- 「太陽系のインタラクティブな3Dシミュレーションを作って。マウスで回転できるようにして」
- 「水分子の3Dモデルを作って。ドラッグで視点を変えられるようにして」
- 「月が地球を回る軌道のシミュレーションを作って。重力と速度をスライダーで変えられるようにして」
うまくいかないプロンプト:
- 「太陽系を見せて」→ 画像 + 2Dシミュレーション止まり
- 「太陽系について教えて」→ テキストが返ってくる
- 高速回答モード(Flash)→ どんなプロンプトでも画像しか出ない。必ずProモデルを選ぶこと
「3D」「インタラクティブ」「回転」「スライダー」 など、欲しい体験を言葉にすること。
追加の指示で改善できる
最初の結果が完璧じゃなくても大丈夫。
「もっとこうして」と追加で頼めば、Geminiが改善してくれる。
- 「色をつけて」「どれがどの惑星かわかるようにして」
- 「速度を調整するスライダーをつけて」
- 「惑星の名前を表示して」
会話しながら作り上げていく感覚。これがAIの面白いところでもあります。
注意点
- Proモデルが必要。 無料枠でもProは選べるが回数制限あり。しっかり使うならGoogle AI Plus(月額1,200円)以上の有料プランを推奨
- PCブラウザ推奨。 スマホだと3Dが出ないことがある
- 個人のGoogleアカウントが必要。 WorkspaceやEducationアカウントでは現時点で使えない(出典)
- 科学的な正確性は保証されない。 AIが生成しているので、ハルシネーション(事実と異なる内容を生成すること)の可能性あり。学校のテストの答えにはしないこと
- 毎回同じ結果が出るとは限らない。 AIの生成なので、同じプロンプトでも結果が変わることがある
(2026年4月11日時点の情報です。料金・機能等は今後変更される可能性があります)
AIは「頭の中のイメージ」をそのまま形にできるようになった
今回やってみて思ったのは、AIが「答えてくれる存在」から「想像を形にしてくれる存在」に変わりつつあるということ。
「太陽系ってどうなってるんだろう」というぼんやりしたイメージを伝えたら、目の前に3Dで動く太陽系が出てきた。
しかもブラウザだけで、何もインストールせずに。
子どもの自由研究に使うもよし、暇つぶしの理科実験に使うもよし。
「ねえ、月ってなんで落ちてこないの?」って聞かれたとき、Geminiで軌道のシミュレーションを作りながら説明する、なんてこともできる。
こういう「え、こんなこともできるの?」というAIの進化を、Magnyxaではこれからも追いかけていきます。
気になる方は Magnyxa をチェックしてみてください。
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参照ソース:
- Generate 3D models and interactive charts with the Gemini app -- Google公式ブログ(2026年4月9日)
- Google、Gemini アプリで複雑な概念を可視化できるように -- HelenTech(2026年4月9日)
- Google、Geminiアプリで3Dモデルと操作可能な図表を展開 -- XenoSpectrum(2026年4月10日)

